精神的苦痛か、
直接的打撃か、
理由はよく分からないが、
とにかく己の身体に何か圧迫があるようで、
昨夜、少しばかり血尿が出た。
先が血で滲む男性器は
まるで産まれたてのエイリアンのよう。
とにかく、出来る限り身体を休ませるなど、
何らかの肉体に対する懐柔策が必要と思われる。
昨日はその一環として、「グエムル-漢江の怪物-」を観てきた。
怪獣策。
以下にはその感想を語るので、
まだ観ておらず、且つこれから観る予定の人は、
ケータイの買い換えでも考えてて下さい。
ここの所結構忙しく、
映画を見る暇も無かったが、
観たい映画はどんどこ公開されている。
色々観たい映画はあるが、
あのポン・ジュノが怪獣映画を撮ったとあれば、
何をおいても観に行かねばならないだろう。
そう考える人は俺以外にも沢山居たようで、
映画館は大盛況、座席は一番前しか空いてなかった。
みんな怪獣は大好きなのだ。
ストーリーとしては、
川に流れた薬品に因って、巨大生物が誕生、出現、街は大騒ぎ…、
という、怪獣映画として至極真っ当なプロット。
怪獣はいかにも生物的に描かれており、
初代ゴジラやパトレイバー3を想起。
ただ、最初の怒濤の大暴れは度肝を抜かれたが、
途中からは暴れっぷりが鳴りを潜めてしまうのが、
残念といえば残念。
それに代わってそこに加味されるのは、
家族の絆、事を隠そうとする上層部、民衆運動。
つまりは、大友克洋が描いたパトレイバー3、
とでも言おうか。
中盤からは「AKIRA」が頭をよぎる。
ゴジラが原爆から産まれ、戦争そのもののメタファー、
13号が作ったものの憎悪であったのに対し、
グエムル自体からは特に何かの意図は感じない。
グエムル自体はただの切っ掛けに過ぎず、
どちらかと言えば、
それを巡る周りの人間に主眼は置かれているのだ。
ギャグも結構多く、
その何れもが、どこか死の臭いが漂う。
一言で言えば不謹慎。
たけし映画のギャグに近いかもしれない。
そして、映画は決して爽快とは言えない
絶望と希望が同居するエンディングを迎える。
つまるところ、
この映画は怪獣映画であって怪獣映画でない。
怪獣を通して映し出される、家族ドラマ。
それこそがポンさんの狙いだったのだろう。
という訳で、
この「グエムル」、今秋一番のファミリー映画!!
皆さん、ご家族でどうぞ!!
人、一杯死ぬけどね!!
今日はこのギーガー画ジャケのイメージだけで、ダンジグ。
競馬馬とは無関係の、
元ミスフィッツの人が作ったハードロックバンド。
これしか持ってないが、印象としては、
ジム・モリソンが加入したブラックサバス。
そりゃ暗い。
Danzig
Danzig III: How the Gods Kill
ダンジグ
第三の大罪~ハウ・ザ・ゴッズ・