「ラインホルト・メスナーの肖像」Ben Folds five | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

messner


俺はmixiでGolaを扱う店に関する有力な情報を得、
小雨の降る中、三宮に向かったのだが、
その行く手を阻んだのは意外にも、
サンバを踊る半裸の女性軍であった。

神戸で半裸でサンバと言えば、
神戸の方ならもうお解りだろう。
今日は神戸祭りの日であったのだ。

神戸祭りとは、
祭りと言いながら何を祭っているのかイマイチよく分からない、
神戸市主導の年一回のイベント。

神戸市民は参加者とその家族以外誰も観に行かない事で有名だが、
このイベントは何故かやたらサンバをプッシュしている。

その内の一つが、「サンバストリート」なる出し物で、
結構な数のサンバチームが各々バラバラに、
京町筋の至る所でで延々サンバを踊り狂うというもの。

つまり、下は小学生、上はかなり妙齢な奥方まで、
きらびやかな下着を纏った半裸女性が
道路中に溢れているという、
地獄だか天国だか分からない状況に出くわした訳だ。

これほど大規模なイベントにも拘わらず、
観客はその家族とおぼしき人たちの他には、
バズーカのようなカメラを持った紳士たちが殆どであった。

それにしても、日本にこれほどサンバを踊る人が居るとは、
全くビックリだ。
その内の殆どの人からやる気が感じられなかったのは、
きっと、しとしと降り止まぬ霧雨のせいなんだろう。


そんなことはさておき、
フェス特集のラストを飾るは、
UDO MUSIC FESTIVALだ。

このフェスに関しては以前一度言及し、
その時は、サンタナ、KISS、ドゥービー、ジェフ・ベックという、
教科書に載ってるようなロック界の遺跡を集めて
なぁ~にがやりたいんだ、コラ!
という内容でお送りしたが、
ウドーの野望は尚も進行中だったようなのだ。


まず、お爺ちゃんと比較的無名の若手だけだったラインナップに、
プリテンダーズ、アリス・イン・チェインズ、
ベン・フォールズ、オーディオスレイヴらを加え、
80年代、90年代を押さえてきた。
世代の真ん中を埋めた恰好だ。

これで、今までオーバー40だった客層が
30歳台まで引き下げられるだろう。
それでいて、20歳代の若い客への求心力は持たない
見事なブッキング術である。

まぁ、ベン・フォールズ、オーディオスレイヴは
現役バリバリなので若い子も聴いてるだろうが、
音楽性がおっさんでも聴きやすいっぽい。


そこに加えたのもう一組がプッシーキャットドールズ。
俺もよくは知らないのだが、
公式HPに因ると、
「恋するキューティー・エンジェル 日本大胆上陸!
全米のセレブ・レディが憧れる、スーパーセクシー・パフォーマンス・レヴュー」
という事らしい。

想像するに、キャットやドールの恰好をした半裸の女性が、
プッシーを見せてくれたりするのだろう。

つまり、これまで以上におっさんに向けた求心力を強化する事になり、
「ロックが好きな(好きだった)おっさん」から
「プッシーが見たいただのおっさん」まで、
広いおっさん層に照準を拡大させたのだ。

これにより、ウドーの「オトナ帝国」は
尚一層、強大強固なものになっていくのだった!


今日の一枚は、上記に挙げたどれも持ってないんで、
ベン・フォールズ・ファイブで。

ベン・フォールズ・ファイブといっても、
5人組ではなく3人組で、
ベン・フォールズ・ファイブといっても、
「4時ですよ~だ!」に対抗して、
関テレがベン・フォールズを司会に
夕方の番組を作ったわけでもない。

前作に較べ聴きやすいポップさが多少無くなり、
アルバム全体の完成度を上げてきた。
「金を返せ」などのイメージで聴くと
結構暗いんでビックリするかも。


Ben Folds Five
The Unauthorized Biography Of Reinhold Messner