「フジファブリック」フジファブリック | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-fujifab


皆様、おとそ気分もそろそろ抜けてきた頃でしょうか。
私とて年末年始、それなりになんだかんだありました。
その次第をざっと。
テイク・ざっと。
おお、面白くない。

12/29

仕事納め、掃除してすぐにインテックス大阪へ。
RADIO CRAZY(初日)。

序盤の新人枠は観られず。
気になってるSISTER JET、andymori、
もう一回観たいOKAMOTO's、ザ・ビートモーターズはまた今度。


サカナクション。
以前観た時よりもうちょっとバンドっぽいというか、
大衆性を帯びたというか、
売れる事を意識してるように見えた。
でも、このバンドが俺の心に火を点ける事は無い。
「なるほど」みたいな感想を残して終了。


フジファブリック。
ステージの上に機材がセッティングされた状態で、
その日やるはずだったセットリストのライブ映像を流す。
勿論舞台の上には誰もいない。
にも拘らずフロアには大勢の客が集まった。

本来、この手のセレモニーは偽善的で苦手だ。
「あの人は心の中で生きているんだわ」みたいな。
ミッシェルの例のライブハウスのヤツも、
どうせアベの死にかこつけた金儲けだろうと考えてしまう。

そんな気持ちもありながら、
B.U.Pに連れられて、俺もステージ前に居たのだが、
実際、そのライブは良かった。素晴らしかった。
改めて志村の楽曲センスの良さを再確認した。
大写しにされる彼の顔は少女のように美しかった。

そして、その類稀なる才能がこの世から消えたんだ、
という事実を受け入れた瞬間、スクリーンが涙で滲んだ。


帰ってきたナニワ・サリバンショー。
802主催で清志郎を中心に行われたイベントの名を冠した
この枠だったが、
結果的にはナニワ・サリバンショーは帰ってきてなかった。

トータス松本、くるり岸田、YO-KING、民生、浜崎貴司らが、
それぞれアコギ一本で清志郎ナンバーを弾いては袖に引っ込む。
メンバーは豪華だが、何と地味な演出。
俺の知ってるナニサリはど派手で、楽しくて、
いつまでも終わらないイベントのはずだ。

色んな事情もあろうが、
もうちょっとお金掛けても罰は当たらないんじゃないか。
フジファブの後だけに、
お通夜ムードが続く。


その湿った空気を振り払おうと
フラワーカンパニーズのステージに走るが、
「真冬の盆踊り」しか観られず。
よさほい。


時間が空いたので、
飲食ブースへ行くが、異常な人の列、
仕方ないので、会場を出て向かいの居酒屋へ入る。
これが最悪だった。
どんだけ忙しいのか知らないが、
料理がいつまでたっても出てこない。
その内にタイムアップ、腹ぺこのまま会場へ戻る。
「千年の宴」、あそこは最悪です。


くるり。
岸田はどっかのライブハウスで、
志村のために「ロックンロール」を弾き語りしたという。

考えてみれば、先ほどのナニサリの異常な暗さは、
志村の死の影が覆っていたのだろう。

「怪我したり、死んだり、せんように。
 生きて、また会いましょ」

岸田はそう呟いて、
「太陽のブルース」を歌った。


最後はユニコーンか怒髪か迷ったが、
B.U.Pが音泉魂で倒れて観られなかったユニコーンで締める。

ユニコーンは最高のライブをした。
前日の東京、CDJで民生は「茜色の夕日」を弾き語り、
途中涙にむせび、歌えなくなったと聞いた。

志村は民生のライブを観てその道を志したらしい。
民生にとっては事務所も一緒で、直属の後輩。
そんな憂き目に遭った後でも、
ユニコーンはユニコーンだった。
民生も他の四人もふざけ倒していた。

そう君が 泣いていた あの頃に もう一度 会いたくて
まだ君が 元気だった あの頃に 言いたくて
流れゆく 光たちよ 消えてゆく 命たちよ
舞い上がれ 燃え上がれ 時を越え 突き進め

HELLOの歌詞。
また泣きそうになる。

アンコールには、年末のこのタイミングでしか歌えない
「雪の降る町」。
世の中は色々あるから
どうか元気でお気をつけて。


半額になった屋台の飯を腹に入れて帰る。


12/30

RADIO CRAZY二日目。
この日は最初から。

場内、前日より明らかに人が少ない。
こりゃ来年の開催は厳しいな。
いや、このイベント自体が802の20周年イベントだから、
これっきりなのか。

初めてのフェスというのもあるだろうが、
色んな所で至らぬ点が目につく。
CDJはなんやかんや言われながらも、
冬にやるフェスとしては、ケアが出来ている。


黒猫チェルシー。
良いライブだったが、
まだ大箱でやるほどの技術は無いかな。
映画効果が無くなる今年は勝負の年ですね。


DOES。
楽曲自体は結構好きだし、演奏も良いので、
それなりに楽しんで観る。
が、何となく、普通の人が悪ぶってる感じが見えて、
そこが引っかかる。


THE BAWDIES。
大人気。
昔キンブラの前座で観た時よりもステージングが格段に上手くなってる。
大多数を受け入れる覚悟が見える。
その点がすれたロック好きからは、
これから嫌われるかもしれない。
しかし、そんなファンを捨ててでも、でかく売れろ。


髭。
良かった。
ただ髭ちゃんには、
良かったで済むようなバンドで収まってほしくない。


LOSALIOS。
凄かった!!
達也さん、TOKIEさん、アイゴン、スカパラ加藤、
それぞれが一体となり、怪物と化し、客を食べ尽くす!!

純粋に一つの演奏を観て、
思わず「うわぁ」とか「凄ぇ」とか口に出してしまうのは、
音楽界広しといえども達也さんのドラムだけだ。
笑いながら超絶ドラムを叩く姿は気が狂っているとしか思えない。


浅井健一。
相変わらずカッコいいが、大分老けた印象。

他所のフェスとかでもそうだけど、
ブランキーの他のメンバーも居るんだから、
ちょっと一緒にやってくれれば良いのに、
とか思うよね。


EGO-WRAPPIN' AND なんちゃら。
中納のよっちゃんはやっぱり上手い!!
男女問わず、一番上手いパフォーマーだと思う。
「GO ACTION」はホント良い曲。
ライブの中で良いフックになってる。


THE BACK HORN。
そんなに好きなバンドという感じではない。
でも、ギターの人は好き。
技術だけで言えば下手なんだが、
(大事なリフがリズムに追い付いてない)
その分を気迫だけで埋めようとしてるのが面白い。


The Birthday。
新曲を数曲やってたように思うんだが、
それらがピンと来ず。

しかし、上でも述べた
昨今のミッシェル祭には一切関わらず、
今自分がやりたい事をやる彼らは頼もしい。


という訳で、
二日目は人が少なくて飯もスムーズに食えて、
葬式ムードも無くて、
普通のフェスでした。


って、ざっと書く予定が、意外と行数掛かってしまった。
今回はこれで終わり。

今日の一枚はフジファブのファースト。

プログレ的な雰囲気と日本的な歌詞とメロディ、
他には無い独自性。
上手く行けば、
今後何十年も愛されるバンドになるはずだったんだ。