「29」奥田民生 | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

29


8月5日はNHKが設立された日ィや!!


格闘技を放送しないNHKはこの際どうでも良く、
昨日のTBSの話。

HERO'Sを録画セットして帰ってきたら、
桜庭の入場シーンでテープが終了していた。
切ない瞬間。

が、youtubeで探すと早速アップされていた。
便利だが、この重みの無さがまたも切ない。

http://www.youtube.com/watch?v=pp5P_fWSt_U

そして、何よりこの試合内容が切ない。

見てもらえば分かるが、序盤サクは完全に一度負けている。
PRIDEならあのロープ際の攻防の段階でストップされているだろう。

しかし、レフェリングやサダハルンバやTBSに対する批判は
他所で山ほどされてるだろうからここではしない。

そっちの方はアキラ兄さんが山程してくれているようだし。

「【HERO’S】イベント終了直後、桜庭の逆転勝利の余韻が残る中で前田日明スーパーバイザーが関係者を怒鳴りつける場面があった。前田氏は、桜庭の意識が飛んだ状態で試合を続行させたことに腹を立て、谷川EPに猛抗議。「あんなんじゃ、ダメだ。死んじゃったらどうするんだ!」。怒声とドアを拳で叩く音は、インタビュー室まで鳴り響いた。」(スポーツニッポン)

相変わらず男らしいアキラ兄さんの行動に思わずニヤニヤしてしまうが、
ここでは桜庭について語る。

あのレベルの選手に殺されかけたという事実。
シュートボクセで鍛えたはずの打撃もそのダメージ故思う様に出せず、
結局、今までの蓄積と意地のみを武器に戦わざるを得なかった事実。

シウバ戦以降、サクの試合には悲哀が立ち昇る様になった。
勝とうが負けようが、試合をするごとにボロボロになる
サクの背中には切なさが張り付き、
それがまたサクの新しい魅力でもあった。

しかし、それもこれが限界なのだろうか。

ライトヘビー級トーナメントには、
秋山成勲、メルヴィン・マヌーフ、大山峻護、そしてサクが残った。

サクが他の日本人に負ける所なんて見たくない。
かといってメルヴィンと今日のような試合をやれば、
ホントに殺されるかもしれない。
これ以上、観たくない。

が、サクがリングに上がる以上はしっかりと見届けなければならない。
その悲哀さえも敢えて味わうのが、
古いプロレスファンの気持ち悪い特性だ。

次回、10月トーナメント準決勝&決勝戦。
サクとサクファンの茨の道は、続く。
が、決して期待がない訳では断じてない。


他の試合。

ミドル級はとにかく、外人勢が強過ぎる。
アイヴァン・メンジバー、J.Z.カルバン、ハニ・ヤヒーラ。
その上、最初は色物と思われていたブラックマンバさえ相当強い。
辛勝した宇野はあとこの中から2人に勝たねばならないのか。

所は相変わらず美しい。
が、パワーが無いので、判定になると印象悪いな。

サク同様、切なかったのはヤマヨシ。
試合後、引退を示唆するコメントを出したらしい。
もう一丁!

とにかく人間じゃないのがメルヴィン・マヌーフ。
オランダからはたまに信じられないような人材が出てくるから恐ろしい。


39、ではなく、29。
民生のデビュー盤。
意外にも楽しさや呑気さより、
切なさのイメージが濃い一枚。


奥田民生
29