「UH HUH HER」P J HARVEY | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

uhhuhher


それから、幾程の時間と距離を歩いただろう。
しかし、歩けど歩けどその光景は変わらない。
この島には海と砂と密林しかない。

ただ、途中ある男に出会った。
笠木忍の裏ビデオを片手に握ったサラリーマン風の男だった。

そいつは俺を見つけるや否や、
こちらに駆け寄り、助けを求めた。
しかし、俺も同じ境遇である事が分かると、
こちらが気の毒になるほど落胆し、
その後、気が触れてしまったのか、
ヘラヘラと笑いながら密林の方へ入っていった。

数時間後、そいつの死体と再会した。
そいつは裏ビデオからテープを引っ張り出し、
木に引っ掛け、首を吊っていた。

ある程度どこかで予想はついていたのか、
俺はさほどのショックは受けなかった。
しかし、絶望という二文字が徐々に心を蝕んでいる事も、
また事実だった。

それからまた砂浜を歩いた。
時間の感覚は全く失われていた。
もしかすると、何日も何週間も歩いたかもしれない。

もう歩くのを止めてしまおうか。

そんな事をぼんやりと思いながら、
顔を上げたその瞬間、
向こうから誰かが波打ち際を歩いて来るのが見えた。

腰を曲げ、フラフラした足取りで、
こちらへ向かってくる。
老人だろうか。

いや、違う、若い女性だ。
何かを背中に担いでいる。
それが何か分かった瞬間、俺は歓喜のあまり体が震えた。
俺は思わず、彼女のもとに駆け寄った。

「き、君、君の持ってる物って、もしかして……」

「え…え?
 これはONKYOのINTEC A10MDよ。
 ONKYOのミニコンポでは上位機種ね。
 2ウェイスピーカーシステムが最高なの。
 そんな事より、ここって一体どこなの?」

俺は無言で狼狽する彼女をただただ抱きしめた。
俺はようやく失われた片割れが見つかったのだ。
もう彼女を手放す訳にはいかない。

あとは——————————、

あとは、発電機(YAMAHA EFインバーターシリーズ等)を
持っている人間を探すだけだ。

おしまい。



何となく前回の続きを書いてみたが、イマイチだな。
他に人が居たら無人島じゃない気もするし。
まぁ良い。

ステレオが出てきたので、ウーハーという事で、
「UH HUH HER」。
最新作という事で良いのかな?

相変わらずのポーリー節に、
どんなハッピーな人でもブルーになれる一枚。
いや、これがカッコいいんですよ。


PJ Harvey
Uh Huh Her



PJハーヴェイ
Uh Huh Her