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君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-jacks

なんと、あの元レベッカのNOKKOさんが復帰なさるようですね。

http://dailynews.yahoo.co.jp/ns/entertainment/j_rock_and_pops/?1259098521

俺自身は正直まったくレベッカは聴いてないんですが、
ユニコーンやリンドバーグなど、
80~90年代を彩った懐かしいアーティストが、
(…センパイ…)
復活するのは凄く良い事だと思い……、

…おや?
NOKKOに続いてあの有名なお化けまで復活したようですよ。


やい、お化け!
人の事をセンパイセンパイって、
お前、何年生まれだよ!

(…1974年…)

何月?

(…2月…)

じゃあ生まれ年じゃ俺が一個上だけど、
学年だと同じだろ!

(…ドウハイ…)



というわけで、夏から書いてた映画用脚本初稿が
やっと先週上がりました。
でも、次に書くべきものが山積みになってます。
書いた脚本の改稿も待ってます。

次(の次?)は漫画原作だぜ、
全方位爆撃だぜ、
どれか一個当たってくれ、ってなもんだぜ。

そんな感じなんで、
久しぶりのブログですが、
今後もこのペースでの更新になりそうです、
と、開き直ります。


あと、ようやく決まりましたね、
DREAMと戦極の対抗戦in大晦日。
まだまだ裏では揉めてるみたいですが。

無茶苦茶楽しそうだけど、
地上波的に考えれば、
戦極側の選手に対しては「お前誰?」の連続なんだろうなぁ。
キャラの強い北岡は出ないだろうし。
五味も秋山も宇野も居ないし。

ただやっぱり、
スキャンダラスなものに惹かれるという格闘技ファンの習性から、
この揉め事(と云っちゃっていいでしょう)で、
魔裟斗の陰がすっかり薄くなったきらいもありますね。

まぁとにかく、緊張感のある楽しい対抗戦に
なってほしいです。

そんで、出来れば来年以降も戦極が続いて、
毎年大晦日だけ対抗戦やる、
WWEみたいになればいいな。


石井がマネジメントを任せてるのがケイダッシュ、
ケイダッシュが格闘技に携わると聞いて思い出すのは
勿論、UFO LEGENDですよね!!
川村さんの「全部ガチ」発言を皮切りに、
ガファリのコンタクトズレた事件まで、見事なズンドコ興行でした。

という訳で、ジャックスのベスト盤がLegendというタイトルなのでそれで。
何というか、気持ち悪いロックです。
ウキウキ気分も即座に吹っ飛びます。
レベッカどころか、アルバム丸ごとお化けが演奏してるような一枚です。
客人に早く帰ってもらいたい時に掛ければ良いんじゃないでしょうか。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-kinks

わぁもう11月ですよ、11月!
ノーベンバー!
能弁Bar!

「このカクテル、弁証法的唯物論で語るなら、
 凄く美味しいよね」
「いや、弁証法的唯物論で云うなら、
 美味しいと決めつけるのは早計じゃないかな」
「それはそうと君、 弁証法的唯物論で云えば、
 柿の種とピーナツが左右の鼻の穴に入ってるよ」

能弁Bar!
閉店!


ここ数日のあれこれ。

10/31。
朝からカラオケに駆り出される。
終了後、昼飯時にHGM君、
「ダッシュ!四駆郎」の話をしている内に感極まり号泣。
俺、大層慌ててビビる。

夜、ババロワーズさん初観劇。
お話はなるほどと思わされる所も多々あったが、
笑いの部分に関してはそれほど笑えず。

最近、脚本を書くようになって、
笑いを分析しようとする嫌な癖がついてる。
結果、変にハードルが上がって笑えずに終わる。
客として観てる時はもっと素直にならんと。


その夜、敗戦を知らせる通知が届く。
耐え難きを耐えてみる。


11/1。
大阪市立大学の学園祭へ。
GINNAN ROCK FESTIVALなる野外フリーライブ。
しかしながら空は大雨、会場は体育館に。

COMBOPIANO-1。

ドラムとピアノ、馬鹿テク二人。
ギターの方がおられなかったので、
「-1」、ということらしい。
是非完全体バージョンを聴いてみたい。

小島麻由美。

バックバンド、ギターに塚本功、
ドラムに元デキシード・ザ・エモンズのハッチ
というやけに豪華なメンバー。
それに対して小島の声の弱いこと。
パフォーマンスも弱い。
ずっと塚本さんばっか観てた。
塚本さんのギターは最高だ。

小島はこのメンバーを集める審美眼と、
楽曲センスはあるんだから、
もうプロデュース側に廻ればどうか。

曽我部恵一バンド。

ここ数年、やたら観てるバンド。
最早、実の親よりも多く会っており、他人の気がしない。
毎回観る前は、もういいかな、と思うんだが、
観たら楽しいんだよなぁ。

渋さ知らズ。

RSRベストアクトが、小規模になって登場。
オーケストラではコンダクターだった不破さん、
この日はベース、これが実に良い。

ってか、やっぱり良いわ渋さ。
何というかあの混沌に踊らされている内に、
理性を一枚一枚引っ剥がされて、
今なら誰でもヤラせてくれるんじゃないか、
という錯覚に陥る。

白塗り軍団、キャバレーダンサーも勿論登場、
神聖な学舎で白塗り乳首も露わ。


11/2。
前日も学祭で一緒だったゆきゆきさんから、
チケットが余ってるとのことで、
仕事後なんばHatchでThe Birthdayのライブ。
40分ほど遅れて会場入り。

なんだかんだ云ってかっこいいこのバンド。
こちらとしては、アベが死んだ今、退路を断たれたような
諦めと覚悟をもってライブを観るのだが、
そんな事関係なく彼らはかっこいい。

勿論、不満が無いわけは無いが、
それを云っても始まらん。

「マクドナルド好き?」


11/3。
図書館で物書きのあと、映画館へ。
「パイレーツ・ロック」。
以下にはその感想を軽く書くので、
まだ観ておらず、少しでも情報を入れたくない人は、
コンドームを隣の人に借りてて下さい。


60年代UK、
24時間ロックを鳴らす
法律の目を掻い潜ったラジオ海賊、
そうはさせじと局壊滅を謀る政府当局、
果たしてその対決の行方は…、
という、粗筋だけ読むと無茶苦茶面白いのだが、
見終えてみれば、イチイチ勿体ない結果に。

とにかく、ストーリーが悪い。
さんざん政府高官を悪く描いておきながら、
そこらへんの決着はグダグダで、
最終的には、敵は自然現象。
ラストはやっぱり元気玉だし。
もう元気玉は禁止!!
ロックンロールと叫べば全てが許されると思うなよ。

映画としては、適当なハッピーエンドで終わらせて、
海賊ラジオが下火になる事はテロップ処理。
こちらとしては、その散り様が観たいんだが。

中盤までは悪くない。
色即ぜねれーしょんさながらの
主人公童貞こじらせエピソードや、
各DJのキャラの立たせ方も良い。
役者も良い仕事してる。

一度はラジオ局の終焉を迎えながら、
すぐさま嘘だよーんと始めるシーンが
事実上のクライマックス。
やはり巨大権力に圧殺されたサイキックを思い出し、
泣きそうになる。

それだけに、返す返すラストがなぁ。
上手くキメれば平成のブルース・ブラザーズになれたのに。

まぁ、そこらへんは無視して、
60年代ロックンロール&ポップスと
当時の雰囲気を楽しむのも悪くない。

男前のDJが、沢山の女の子を部屋に入れて
裸にしてるシーン、
あれ、ジミヘンのジャケのパロディかな。


映画でキンクス使ってたんで、キンクスで。
カッコいいんだこれ。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-shiny

ATLASさん公演「ポケットに、いつも。」、
ロクソドンタフェス、1位はおろか、3位入賞さえ果たせず!!

ギャー!!
悔しい!!
ウワー!!
ガシャーン!!(ちゃぶ台をひっくり返し)
バチーン!!(一撃でヒクソンを倒し)
チャリーン!!(お母さんにお駄賃をもらい)
ガラガラー!!(キスの練習中だったお兄ちゃんの部屋のドアを開け)
ゴゴゴゴ、ドーン!!
(山を掴んで海に。その山があった場所は水が貯まり琵琶湖と、
 海に投げ込まれた山は淡路島と呼ばれた)

久しぶりに分かりやすい形で負けたなぁ…。
D関以来か。

すぐにでもリベンジしたい所だが、
俺のスタイルでは永遠に賞は取れない気がしてきた。
一番ウケたのが、広末とスジャータとうんこじゃあなぁ。

っていうか、ウケを最大の目標に置いてる時点で駄目な気もする。
むう、困った。
社会に発するメッセージとか人間の内面の鋭い描写とか無いぞ俺。
うーむ、賞は諦めるか。

すみません、コレを読む殆どの方には関係ない独り言でした。


まぁ、俺は今回脚本と云う手段で戦った訳ですが、
(評価の対象は勿論芝居全体に対してですが)
世の中にはそんな地味な戦いもあるもので。

先日、ようやくここ神戸でも公開になったということで、
「サマーウォーズ」を観てきた。
もはや、秋も通り越そうかという時期ではありますが。

以下にはその感想を書くので、
まだ観ておらず、今作品の内容を遮断したい人は、
山下達郎の髪型を真似しててください。


見終わってみれば、まぁベタな話なんですな。
結局の所、元気玉ですから。
で、強大な敵は出しつつ、誰一人傷つけない。
万人にお薦め出来る安心な作品です。

ベタな話ではあるんですが、
その設定、脚本、インターフェイスの部分が
非常に面白くて、この映画の肝はそこでしょう。
ストーリーの流れは非常に模範的です。
脚本の勉強になりました。
かずまくんの出し方とか凄い上手い。

ただ、ストーリーとしては、
ベタの域を出ないため、
こちらの気持ちが盛り上がるのは中盤まででしょうか。
大おばあちゃんが黒電話で各方面を励ますシーンがピーク、
私も思わず少し泣きかけたのは秘密です。

あとは最後の「よろしくお願いしまーす!」ですよね。
アレが効いてる。
最後の最後で自分から逸脱する事、
ヒーロー化する事を回避しながらも、
きっちり決め言葉になってますもんね。

エンディングテーマも素敵でね。
ジブリ的なものもエヴァ的なものも押井的なものも
ドラゴンボール的なものも
全部入れて見事にまとめ上げた細田守監督には感服です。

不思議なのが、仲里依紗が太ったおばちゃんの声をやってるんですよね。
なんでだろ。


つじあやののシングル。
2曲目が「愛の真夏」ということで。

「Shiny Days」がグレイプバインがバック、
「愛の真夏」がジェームス・イハがプロデュースと、
よく見りゃ豪華なシングルです。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)


傍聴席で「それは俺だ!」名乗り出た共犯者を逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00000152-yom-soci

「それは俺だ!」
カッコいい!
これ、俺も言いたい!!


「あら、仏壇に供えてたまんじゅうが
 一個食べられてるわ」
「それは俺だ!」

「安達祐実のお母さんの写真集って誰が買うんだろう」
「それは俺だ!」

「明日のテレフォンショッキングのゲストは?」
「それは俺だ!」

「ドアをノックするのは誰だ?(ボーイズ・ライフpt1:クリスマス・ストーリー) 」
「それは俺だ!」

「FBIの二人に捕まった宇宙人」
「それは俺だ!」

「カレーが嫌いな人なんているの?」
「それは俺だ!」

「昨日、顔が榮倉奈々で体が曙みたいな奴見たよ」
「それは俺だ!」

「この中に一人、ニューハーフが混じってます!」
「それは俺だ!」


この犯人は当然罰せられるべきですが、
裁判中という最高のシチュエーションで、
「それは俺だ!」という最高の台詞を
(恐らく親指を自分に向けて)吐いた事に関しては、
羨望の眼差しを向けざるを得ませんよね。
映画化の際には宮内洋がキャスティングされる事でしょう。


それはさておき、皆さんお久しぶりです。
なんか毎回のようにお久しぶりですと
書いてるような気がします。

取りあえず黒鉄ゾンビのライブの方は
随分前に無事終了致しまして、
ご来場頂いた皆様には今更誠に感謝致します。

来て頂けなかった方には、
是非次回はご来場頂きたいんですが、
次のライブはいつなんでしょうね。
もう、TBSのオールスター感謝祭並のペースでしか
ライブ出来てないですからね。
いや頑張りますけど。

あとは脚本、ホントさっさと終わらせんと。
ペトロシアンが山本優弥をKOしたくらいにさっさと。


というわけで、昨日K-1MAXやってましたね。
どの試合も非常に面白かったんですが、
あのペトロシアンってぇのはもうどうしようもないですな。
強すぎる。
強すぎる=人気が出る、って訳じゃないですからね。
魔裟斗が体を張って作り上げたMAXも下手すりゃ終わりますね。
少なくとも地上波放送的な意味では。

ヘビー級でも、
「一応応援しておく存在」な武蔵が居なくなったし、
会場の縮小、地上波放送の減少は免れないのでは。

ファンにぶーぶー言われながらも甲子園の放映を止めないのは、
別にHIROYAで無くても良いからとにかく、
二代目魔裟斗を!って事なんでしょうけど、
はてさて完全沈没までに間に合うかどうか。


「天才とは」
「それは俺だ!」

嘘です。
天才とはペトロシアンみたいな人の事です。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-kurohune

大問題になっておるね八ッ場ダム!
俺も怒ってるよ八ッ場ダム!

「ツ」って書いてるやん!
なのになんで「ん」って読むん!
なんで蛍死んでしまうん!
「ヤンバダム」って響きがちょっと
ランバラルぽい!もしくはランバダぽい!

こんにちは、ヤン・バダムです。
さて、告知です。
今日です。


白色テロル presents 「演×舞」
日時 : 10/18(日)
場所:心斎橋FANJ(http://www.fanj.co.jp/fanj/map/map.html
出演:白色テロル / 黒鉄ゾンビ / 星野一喜(ジャズダンサー) /
   Ume2 Brand-new* (アニメーションダンサー)/ Shunshun's
MC:安定志向
開場:17:30
開演:18:00
料金 : 前売り2000円・当日2500円 (共に別途1ドリンク)
 事前に連絡を頂くか、受付で「ゾンビのチケット」と言って貰えれば、前売り料金でご入場頂けます。

堺筋線長堀橋駅7番出口 鶴見緑地線長堀駅5A出口 御堂筋線心斎橋駅5.6番出口 クリスタ長堀3南出口

ZOMBIE TIME/18:00~18:30(ド前座!)



最初は演劇関連のバンドさんのイベントと聞いてたんですが、
蓋を開けてみれば、ロックバンドはウチだけみたいです。
逆に言えば色んな出し物が観られますよ。
ロック界の黒船、黒鉄ゾンビを見逃すな!

という訳で、黒船。
加藤和彦、REST IN PEACE。
訃報ラッシュは終わったと思ってたんだが。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

mixi日記にも少し書いたが、
この間、生涯初のiTunes体験を試みた。

説明は省くが、iPhoneを入手した流れで、
iTunesカードが必要になり、
1,500円分だけ購入する羽目になっていた。
そこに先月行った音博のコンピが
iTunes限定で発売されているというので、
ものは試しと買ってみる。

作業は驚くほど早く何の手応えの無いまま終わり、
斯くして俺のiPhoneに石川さゆりの「朝花」が収まった。

にも拘わらず、
物質としては何も無いので、
所有している感じがまるでない。
正規のルートで一枚のアルバムを購入したのは確かなのに、
これを「君整理」ライブラリーに加えていいものか。
「君、ちょっとCD棚の?」と謳ってるからには、
CDじゃないと駄目なのか。
じゃあ、CD-Rに焼けば良いのか。どうなのか。

どうなのかも糞も、
このブログでは俺がルールブックなんだから、
俺の勝手にすればいいんだが。

何にせよ、時代の変遷とともに、
今までのルールでは対応出来ない事態が生じ、
ルールそのものを考え直す必要がある、
という意味で、君整理は今、
日本国憲法と同じ問題を抱えている。
改憲か護憲か、
改君整理か、護君整理か。
貴方はどう思われますか?


そんなことはさておき、
久々に中古CD屋で心安らいだ後、
実にアナログな映画を観てきた。
「グッド・バッド・ウィアード」。

以下にはその感想を書きたくるので、
まだ観てなくて情報を遮断したい人は、
列車強盗でもしてて下さい。


このタイトルの元ネタは「続・夕陽のガンマン」のそれらしいんだが、
俺は恥ずかしながら観てない。
あまり昔のウエスタンを通ってないのだ。
なので、この作品の中にどれだけ過去へのオマージュがあったのかは分からないが、
一つ分かるのは、昔の映画が持っていた醍醐味を擁しているという事。

地平線に向かって列車が走り、
それを土埃を上げながら馬賊が追う。
恐ろしく原始的な映画体験だが、未だに有効だ。
今有効なんだから、恐らく未来永劫有効なんだろう。

同じように出てくるムービースター、
カメラはムービースターをムービースターとして撮り、
ムービースターたちはそれに応え、
完全なムービースターとして振る舞う。

つまり、映画として当たり前だった事をやってるだけなのだ、この映画は。
そこだけをちゃんとやれば映画は映画として成立する。
逆に言えば、それ以外の部分がイマイチなのがアレだ。

特にストーリーは適当極まりなく、
ラストの鬼ごっこは、他の奴らは地図も無いのに、
どうやってソン・ガンホ見つけたんだ、とか、
もう追い付いてるじゃん!とか、
色々突っ込む点は多い。

それはそうなんだけど、
規模のでかいロケと、
飛び交う銃弾、舞い散る血飛沫を観てたらそんな事はどうでも良くなる。

設定も朝鮮、中国、日本軍、その他色んなものが入り交じる状況だが、
演出もウエスタンの他に、香港ぽいアクションがあったり、
マッドマックスっぽさもあったりして楽しい。

絶対に観なければならない映画では無いが、
観るならば映画館で観るべき映画。

俺、こういう結論多いな。
でも映画って得てしてそういうものですよね。

監督のキム・ジウンは「反則王」の人か。
それでソン・ガンホにまたドロップキックさせたんだな。


今日は映画とは全く関係なく、
先日イベント見に行った時に居たザ・ビートモーターズなるバンドを。
イベント終了後に配ってたサンプルCD。
つまりタダで貰った訳なのだが立派にCDで、
ちゃんと買った音博のコンピよりも、君整理に載せやすいという不思議。

ライブで観た曲目の中でも、
「これはそれほど好きじゃないな」、
と思った曲が2曲入ってます。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-time


おお、10月になってしまった。
すみません、相変わらず更新を怠ってます。
更新を怠っているせいで東京五輪も無くなってしまいました。

このブログで世界にアピールしていたら、
もしかしたら、という気がしないでもありません。
それでも、日本にはタモリンピックがあるからいいじゃない、
と一瞬思ったのですが、
そのタイトルは既にIOCからの要請により、
とっくの昔にいいとも!選手権にその名を変えているのでした。

五輪はリオデジャネイロに決定との事で、
是非その際にはヴァーリトゥード(MMAではなく)を正式種目にしていただきたい次第です。
柔術でもいいです。

さて、更新を怠っている、
というのも実はまた脚本的な何かを書いてまして。

先月、細川博司監督作品
「ヤリタイキモチ:SATISFACTION」が
シネヌーヴォXにて公開されました。

劇場まで足を運んでいただいた方なら
もうご存じかもしれませんが、
本編終了後にある予告編が流されまして。
「狼県警VSカルト☆スターズ」という
タイトルなんですが、
そこに「脚本:二朗松田」と
大きく書かれてしまった次第で。

因ってここ最近、土日祝日の大部分を
図書館のパソコン持ち込み可の閲覧室で過ごしてます。

というわけで、大脳皮質の殆どをそちらに稼働させてるので、
こちらがどうも疎かになってしまうという次第なんですが、
取り敢えず、最近のあれこれ。

・音博と同日に行われてたキングオブコント。

一組ネタ2本っていうシステムは良いね。
ただ、それは3時間枠が必要な訳で、
お笑い人気が落ちてきたらどうなるんだろうなぁ、という気も。
どうも番組の作りがM-1に比べてふわふわしている感が拭えず。
それでもR-1よりは全然良いけど。

あと、人気の若手が出てきた時にキャアキャア云う手合いは
どこかに行ってほしいと心から思う。
全員寛平さんのファンになって寛平さんの追っかけになれ。

・バレー部同窓会から派生したバレー大会。
元はと言えば、閉校式で久々に皆と顔を合わせたところから始まった訳で、
そう考えればよくぞ閉校してくれた、母校よ。

とはいえ、総勢8人という少人数、自堕落な生活をしてる35歳が、
調子に乗ってコートを走り回るんだから、
次の日は当然バキバキの筋肉痛。

・May、なる劇団のお芝居を観る。
「ボクサー」というタイトル。
劇団主宰の方の父親の人生を通して
在日朝鮮人の在り方、人間の在り方を描いた力作。

3時間半という超長尺なのに、
一時たりとも飽きさせないのは凄い。

そのドラマには殆ど文句はないのだが、
ラスト近くで在日の歴史をイメージ的に読み上げるシーンがあった。
そうなると、話が少し違ってくる。

昨今、日本人の自虐史観から抜け出させる為にか、
「日本にとっての正しい歴史」を色んなメディアで目にする。
このシーンはその流れに逆行するもので、
見る人が見れば激怒間違いなしだろう。
恐らく製作サイドとすれば、そんな事は承知であろうが、
観る側とすれば、あの時点で一瞬視点がブレたのは事実。

とはいえ、「パッチギ!」が、
多少の説教臭さはあったものの、
その熱量で俺デミー作品賞に値したように、
この作品が相当の傑作である事には異論は無い。

あと、オープニングにブルハを使ってたのは何でだろう。


お芝居「ボクサー」はその名の通り、
サイモン&ガーファンクルの曲が掛かるのだが、
もう一つよく掛かってたのがディラン。
ホフじゃない方。
「ウォッチメン」での使い方も良かったなぁ。
時代の変遷を描く時に使いやすい曲だな。
「時代は変わる」の他の曲も素晴らしいです。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-tamasii

先日、チケットぴあに寄った際。
B.U.Pがチケット購入の手続きをしてくれてる間、
時間を持て余した俺は、
その傍らで片足を上げ靴の裏を覗き、
溝に溜まっている土塊を見つめ、
「うんこかなぁ、うんこじゃなきゃいいなぁ」
などと考えていた。
すると、どこからかご婦人から
「痛いんですか?」
と声を掛けられた。

「あ、いえいえ、そういうんでは」
うんこかどうかの確認です。

「いえね、私ちょっとハンドパワーやってるもんで、
 何かお役に立てればと思って」

ちょっとハンドパワーやってる。
お花やってる、ペン習字やってる、くらいのライトさで
ご婦人は仰ったが、
ハンドパワーとはそんなにポピュラーなものなのか。

さて、その時に取ったチケットが、
京都音楽博覧会とGROUND ZERO IN UMEDA。

最近また物書き三昧でブログに割く時間もあまりないので、
ちゃっちゃとそのレポートです!!
ハンドパワー!!


9/22。

京都の空は曇り、しかし心配された雨にも降られずフェス日和。
連休中の京都駅は人でごった返す。

京都音博、その会場は梅小路公園という、
京都駅から10分ほど歩いた所。
アクセスは非常に楽だが、
市街地のため、でかい音は出せない。


着流しスタイルのくるりの挨拶もそこそこに、
トップバッターはふちがみとふなと、なる二人組。
正直全く知らない、
絶対にオーバーグラウンドには出てこないような二人。

ウッドベースの男と、歌とピアニカやピアニカっぽい何かや、
その他おもちゃみたいな楽器担当のおばちゃんが奏でる
全人類に優しい音楽。
なるほど、この人らの登場で音博が
どういうものか分かった気がする。


今日唯一の洋楽、ベン・クウェラー。
博覧会なんだからもっと外人音楽があってもいいもんだが、
色々と事情もあるんだろう。

アコギ一本で、ロックンロールを掻き鳴らす。
途中からスライドギターの人も出てきてた。
時にフォーク的であったり、カントリー的であったり。
もうちょっと小さい規模で観たい音楽だったな。


矢野顕子。
言わずと知れた、客を観ながらのピアノ弾き語りスタイル。
非常に気持ちいいのだが、
それ故、ビニールシートに寝て聴いてたら、結構寝てしまった。

くるりの「Baby,i love you」をカバーしてたんだが、
完全に矢野節にしてしまっており、原型をとどめてない。
歌詞だけが一緒の別の曲。
エハラの物真似を思い出す。


BO GUMBO3。
音泉魂でのライブが素晴らしかったんで、前方で観る。
が、この日は近隣住民に気を使い、
ダンサブルな曲は無し。
feat. ラキタという事で、どんとの息子さんがギターで参加。
DNA的にはオリジナルに限りなく近い、などと。

ただラキタ君、ギターも歌もそれほど聴かせられる程ではなく。
どんとの息子だというだけで、
膨大な期待を掛けられるのも大変だろうが。
でも、岸田に大学への推薦文を書いてもらえる程に、
その周囲の環境は整っている、
頑張ってくれたまえ。


奥田民生。
サンプラーを触り、自分でオープニングを流す。
そして、自分でつまみを絞る。

RSRの時と同じく、
作務衣こそ着てないものの、アコギ一本のひとり股旅スタイル。
近くを走る蒸気機関車の音にイチイチ反応して笑いを取る。

数曲やった処で、岸田登場。
「息子」と「ばらの花」。
「ばらの花」はトリビュート盤にも入れてるし、
RSRでもやってたんで、予想内だったが、
ここで「息子」とは。
ライブで「息子」聴いたのって初かも。
もしや、ラキタへ向けてなのか。

ラストは「CUSTOM」。
俺が民生の曲で、いや、全ての音楽の中でも
五指に入れる好きな曲。
大概民生のライブではやってくれるが、
この日のそれは頗る素晴らしく。

あと、矢野さんも居るからか「ラーメン食べたい」もやってました。


そして、その参戦発表後、
様々な物議を醸し、期待と不安を生んだアクト、
石川さゆり。

彼女が参戦したからと行くのを辞める旨の書き込みを見たのだが、
その人にお前は馬鹿だなぁ、と言ってあげたい。
正直、今回の音博、石川さゆり一人のためにあったといっても過言ではない。

そこに居る殆どが演歌のライブなど初めて見る人々、
ステージにビッグバンドがセッティングされていくだけで、
ざわめきが起こる。

客電が落ちる。
すると、バンドが一斉にベートーベンの「運命」にも似た強烈なイントロが、
夕闇を切り裂いた!!
うおおおお!!
最早地響きのようなどよめきが全会場から巻き起こる。
そして、艶やかな着物を纏った石川さゆりがライトに照らされながら現れた。
うおおおおお!!

上野発の夜行列車降りた時から、

うおおおおおお!!

ああああ~~~、(ファルセット)

うおおおおおおお!!

イチイチうるせぇよ!!
とにかく、その一挙手一投足にどよめく。
勿論、俺もその一人だ。

最初こそどこかそのどよめきに笑いみたいなものが含まれていたのだが、
徐々にその成分が薄まるのがはっきり分かる。
彼女が本物、Real Dealである事を全員が数分で認めたのだ。

MC、出番前イチローから電話があったと彼女は語る。
「僕シアトルに着いたんですけど、そっちは今どこですか」
「今、くるりとか奥田さんとかが出てるロックフェスに来てるの」
石川さゆりとイチローが電話でくるりの話をする、
という規模のでか過ぎるMCに唖然とする。

イチローが出囃子に使っているという「天城越え」。
その色香たるや!
その眼力たるや!

歌とは喉から出るものだけに非ず。
目、指先、体全身から発するものなのだ。
歌とは音楽のみを聴かせるものに非ず。
その歌、もしくは歌い手の人生全てを聴かせるものなのだ。

この日、我々は生まれて初めて、演歌の意味を知った。


とにかく、こういう機会を作ってくれたくるりに感謝。
感謝の意を持って、彼らを迎える。

毎回この音博、くるりのセットリストは実に渋いらしい。
確かにこの日も大ヒットチューンと呼べるものは殆どなく、
アルバム曲、もしくはシングル曲でも静かなものが並んだ。
それが物足りないかと言うとそんなことは決して無く、
ディストーションが無い中で、
如何にくるりの作るメロディが素晴らしいかが堪能できた。
特に「京都の大学生」「さよなら春の日」「宿はなし」辺りは白眉。

途中、さゆりちゃんが出てきて、
彼女の為に渾身の力で書いたという新曲をデュエット。
でも、既存の曲を歌う石川さゆりも見たかったな。


9/23。

元バナナホールを改装して出来た
umedaAKASO。
入ると、まだ新築の匂いがする。

Mちゃんに因れば、
OSAKAの逆読みでAKASOなんだとか。
他に何か無かったのか。


ザ・ビートモーターズ。
この日は50回転ズ以外は全てお初。
当然このバンドも初めて見る。

思った程ビートでモーターな感じでは無かったが、
ボーカルの声がでかくて良い。
エレカシ、フラカンぽさも有り、
バンド全体に華が出れば大化けしそうな雰囲気。


Who the Bitch。
フロントにビッチ二人と男ドラムのトリオ編成。

ポップでロックンロールで、音も厚いし悪くないのだが、
MCで必要以上に大阪をアピールしたり、
生きてるって最高、などと言ったりと、
要らん事を言い過ぎる。
MISONO感が強いというか。
熱いのは悪い事じゃ無いが、
アピールのポイントを間違えると大怪我するぜ。

キャラだけで言えばこの日一番キャッチーなんだから、
クールに決めれば最短で上位を狙えるはず。


Sawagi。
ロックンロール系がひしめくこの日の面子で、
唯一毛色の違ったインストダンスミュージック。
最近流行の80年代的なエレクトロ的な流れを汲む一つなんだろうか、
変なグラサンにピカピカ光る何かを付けてたり。

音楽は非常にカッコ良く。
ダンス音楽と言えば、画一的なリズムというイメージがあるが、
ここは生バンドという事もあり、随所にグルーヴもきっちりあって、
気持ちよく踊らせてくれた。


OKAMOTO’S。
取り敢えず、ダウンタウン浜田の息子がいる、
という事しか情報が無く、
少し心配していたのだが、結果的にはこの日のベストアクト。

外人らしきボーカルのミックさながらなパフォーマンス、
ギターのカッティング、グルーヴのあるベース、
みな演奏力が異常に高い。
中でも凄いのがドラム、
中学生くらいの少年にしか見えないのだが、
(Mちゃん曰く、びっくすもーるんの小さい方)
そのドラミングたるや、決して人間の動きとは思えない!
とんでもない奴らが出てきた。
ストーンズとWHOの合体とでも言おうか。
それがまだ10代ってんだから、
日本も捨てたもんじゃないですよ。

バンド名は、岡本太郎を敬愛してるから、らしい。


黒猫チェルシー。
「色即ぜねれいしょん」を見る限り、
渡辺大知の素はあっちなんだろう、と思うんだが、
実際はどうなんだろう。
とにかく、映画の続きとして、このライブを観る。

彼らのライブはまだエンターテイメントの体を成してない。
曲や演奏力は良いが、ステージでの芸として未完成。
逆に言えば、その無軌道っぷりが彼らの現時点での魅力。
映画よろしく、まだ彼らは童貞なのだ。

社会とうまくコミット出来ず、
ステージを唯一の捌け口として、
溜まってる精力をぶちまける(ように見える)、
是即ち、童貞バンドである。

OKAMOTO'Sや50回転ズは、
客が望んでいるものを提供し、それを超えてみせる、
つまりエンターテイメント。
手練手管でベッドへ誘い、官能の世界を見せる、
非童貞バンドだ。

しかし、だからこそ渡辺大知は、
恐らく今現在、世界で一番美しい存在である。
彼がこれから様々な経験を経ても尚、
この美しさを失わないでいれば、
その時彼はロックンロールスターになれるだろう。
彼には前日の民生の「息子」を捧げよう。


ザ・50回転ズ。
男女問わず場内はおかっぱが沢山おり、
殆どの客が彼ら目的であったことはライブ前から分かったいた。
場内は今までの空気が嘘のように大盛り上がり、
ロックンロールの最前線に居るものと、
これからの行こうとする若者との違いを見せつけた。

「シルバーウィークなんてジジ臭ぇ、
 これからはロックンロールウィークに変えようぜ!」

という訳で、ロックンロールウィーク終了。
衝撃度に順位を付けるならば、
1位 石川さゆり
2位 OKAMOTO'Sのドラマー
3位 渡辺大知
くらいかな。


くるりの新譜。
一聴、地味なんだけど、
ちゃんと聴くとやっぱり良いんだよなぁ。

岸田はあともう少し喉が強ければ、
最強になれるかもしれないのになぁ。
民生やさゆりちゃんと一緒に歌うとその差が気になるのよな。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-buluehearts


未来は僕らの手の中、
と、昔ヒロトは言ったが、
iPhoneとはまさに手の中の未来。

その造形、勿論機能、操作性、システム、
どれを取っても新しく、
その発想に感嘆するばかり。

ただ、そんな未来の機械も持つ者が持つ者だと、
宝の持ち腐れという事もある訳で。

俺が使っていた無料ケータイも26ヶ月の刑期を終え、
ポイントも随分と貯まっており折角なので、
マシンガントークで夥しい情報量を浴びせかけるお姉さんの説明を、
分かったフリでやり過ごし、
この漆黒のニクい奴を手にした次第なのだが、
まずSOFT BANKのサーバーに上げられた電話帳を
ダウンロードするだけで四苦八苦、
買った当日、結局その作業だけで朝5時まで掛かる。

そのくせPCと繋げば、中のSAFARIと勝手に同期するもんで、
iPhone内SAFARIのブックマークにyourfilehostが入り、
まだ何にもしてないのに取り敢えずエロ動画だけは
どこに行ったって観る事が出来るように設定されてしまった。

電話帳はようやくダウンロード出来たものの、
いざ電話をしてみるとえらく音が小さい。
何かの設定のアレか、と色々弄くるが音は一向に大きくならず、
仕方ない購入先のSOFT BANK屋に駆け込もうかと思った矢先、
もしやと開封時に付いているビニールシートを剥がしてみると、
実によく聞こえた。

だって、ソフトバンクのお姉さんが、
傷がつくからケースとか保護シールとか買うまでは
付けといた方が良いって言ってたんだもん!!

とにもかくにも色々機械を弄っていくにつれ、
その特異性が徐々に明らかになり、
触れば触るほど驚嘆の連続ではあるのだが、
ダウンロードするアプリケーションが、
殆どゲームで、かといってそれほどゲームに凝るタイプでもなく、
一番重要な機能は音楽が聴ける事、
これだったら、普通のケータイとiPodの良いヤツで良かったんじゃないか、
と買ってすぐに後悔。

しかしながら、折角手に入れた未来(とか言いながら去年の型だが)、
もうちょっと楽しんでみようと思う今日この頃。


「未来は僕らの手の中」収録のブルーハーツ一作目。
まだ何の迷いも無い頃のブルハ。

前にも書いたかも知らんけど、
どんなバンドが好き?
という問いにブルハの名を挙げるのは良いんだが、
真っ先にその名を出すくせに
ハイロウズやクロマニヨンズは聴かない奴は
いまいち信用出来ないというか。
$君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-ordie

先日、会社へとチャリを飛ばしていたら、
近くの裁判所前に人だかりが。
どうやら、報道陣。
前を通り過ぎる際、その一人が身を乗り出して俺に声を掛ける。

「裁判員の方ですかっ!?」

こっちは結構なスピードで自転車を漕いでいるのだが。
裁判員に会った事は無いが、まずチャリで現れないだろ。
という訳で、お前、死刑!!
俺が裁判員じゃなくて助かったな!!


いや、もしかしたらあれは新手のナンパだったのかもしれない。
相手は男だったが。
女性に声を掛ける第一声として「裁判員ですか?」
というのはなかなか時事ネタとして良いような気がする。
とはいえ、俺はナンパなどした事が無い、心の童貞を抱えた人間だ。
そういう女性に対する気持ちを
うまくぶつけられずにこの歳になってしまった事が
ずっとコンプレックスになっている。

という訳で、映画「色即ぜねれいしょん」を観てきました。
以下にはその感じた色々を語るので、
まだ観ておらず、これから観る予定の人は、
ショッピングにでも行ってヤンキーに絡まれてて下さい。


多くの童貞君がそうであるように、
童貞的な作品に出会うとイチイチ「これは俺だ!」という気持ちになるのだが、
この主人公は、俺だ、と思うと同時に、
俺がなりたかった俺でもある。

俺の青春時代は
好きな子に告白する事も出来なかったし、
ラジオに出したハガキが読まれる事もなかったし、
セックスを求めて旅に出た事もなかったし、
文化祭でギターを掻き鳴らす事もなかった。
俺は20歳代から現在まで、
この頃のやり残しを拾うために生きてるような気がする。
それゆえか、銀幕の中の主人公を羨望の眼差しで見た。

我々の時代にはフリーセックス伝説は無かったが、
代わりにあったのは、
「ホテルに泊まればエロビデオが観放題らしい!旅に行こうぜ!」
というあまりにもレベルの低い可愛らしいもの。
俺はそれさえも行けなかった。

と、ここまで書いてきて気付いたのだが、
映画の感想よりも自分の青春時代ばかり思い出しては悔いている。
映画というものが、只のエンターテインメントではなく、
自分に何かをフィードバックするものなのならば、
その意味で、この映画は大成功だろう。

ただ、エンターテインメントとして見た場合、
少し物足りなさを感じたのも確か。
脚本が「リンダリンダリンダ」の向井康介だからか、
「アイデン&ティティ」に比べると派手さには欠ける。
向井脚本ならば山下敦弘の方が、
トモロヲ監督ならクドカン脚本の方が相性が良いのだろう。
とはいえ、色んな可能性を探らねば未来は見えない。
これはこれで良し。

キャストの殆どが役者を本業としていない方々で、
これが妙なリアリティとファンタジーを生む事に成功している。
くるり岸田、銀杏峯田、堀ちえみ、リリー・フランキー、
皆、演技の巧拙云々ではなく、腹の据わり方が決まっている点が素晴らしい。
演技自体は下手でも迷いが無いので安心して見てられる。

それは主人公渡辺大知にも言える事で、
監督と作品に絶対の信頼があるのだろう、
決してカッコつけるような演技は見せず、
100%「イヌ」になっている。
逆にラストのライブシーンの方が、
本業ということもあるのか、わざとらしさが見える程。

彼の本業は黒猫チェルシーなるガレージバンド、
マイスペで聴いてみると頗るカッコいい。
こういう若い世代がこういう音楽やってるのは頼もしい。
今調べたら、渡辺くん、1990年生まれって。ギャフン。

昨年のRSR、銀杏峯田の姿が異常に汚くなってたのは、
この映画の撮影の為だったんだな。

堀ちえみが可愛い。
コヤソニのキョンキョン、加藤紀子、
ニュース番組におけるのりピーと、
改めてアイドルの永遠の可愛さを再認識させられる。

そういや10年以上前、天王寺で堀ちえみ見た事あるんだ。
子供3人くらい連れて。
ビビるくらい可愛かったなぁ。


日本のロックを長年牽引し続け、
渡辺大知と並んだ時に、その体のバランスの悪さが如実に表れた
岸田繁率いるくるりのライブ盤。
DISC1がオーケストラとのライブ、
DISC2が京都磔磔での生々しいロックンロールライブ。
これが、無茶苦茶良いんだ。
どっちも良いのがくるりの凄い所。