「エリーゼのために」筋肉少女帯 | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)-elise


「インフル 山Pらが平熱並みに」
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=623344&e=johnnys

良かった!!
死んでなかった!!
生きててよかった!!
生きててよかった!!
生きててよかった!!
生きて~て~よかった~!!

9月のFM802のヘヴィロにフラカンの「深夜高速」が
この期に及んで選ばれたという事で、
という事でも無いけど、
今夏最後のロックフェス、「OTODAMA'09」に行ってきたよ!!

ここんとこずっとフェスのレポートで申し訳ないが、
って誰に申し訳ないのか分かんないが、
とにかく、音泉魂レポートです。


朝の7時起き。
会場の泉大津フェニックスは神戸から1時間半かかる。
一年振りの南海電車で泉大津駅。
HTV君のHTV号に乗り合わせていざ会場。

今年のフェニックスは暑い!
雲一つない完全ピーカン。
結果的に今まで最も快適なフェスだったOTODAMAが、
今年最も過酷なフェスに。

ライブハウスとは名ばかり、
単に空いてる場所にアンプ置いてるだけのステージ、
11時、ライブハウステントで、ワッツーシゾンビ。
アングラ臭をプンプンさせた昭和的ガレージロック。

最初分かんなかったけど、よく見りゃベースレス、
ツインギターの初期キンブラスタイル。
やはりキンブラみたいに、シールドが届く限り
ギターボーカルの二人が辺りを練り歩き、
果ては「こんなとこでやってんねんから、どこでやっても一緒やろ!」と、
ドラムもテントから大分と離れた所に置き、
ステージを縦に10mくらいに広げて終了。
流石ウチと同じくゾンビを冠するバンド、カッコ良かったです。


11:30、「CHA-CHA-CHA」に乗ってガリガリガリクソン。
一発ギャグ、客イジリなどで客を暖めた所でRG登場。
エハラネタは面白いが、みんな事情分かってんのかな。


モノブライトを基地で聴くが、曲によっては面白いな。


今夏二度目のザ50回転ズ。
「暑いぞー!!」
ダニー、一発咆哮、
長袖シャツスキニー黒デニムに直射日光、それは暑いだろう。
そのせいか、RSRの時より少し調子悪そう。
あんな辛そうなダニーを初めて見た。
それでも全力でやりきるのが彼らの良い所。

途中、紫の長ーいリーゼントヅラを着けたフンドシデブが登場、
その後も色んなステージに彼は出現するのだが、あれ誰?


昨年、ドタキャンミドリの代わりに代打屋FUNKY3として、
コヤマシュウ抜きで登場し、
そのご褒美なのか、今年は完全体で大浴場に登場、SCOOBIE DO。
「日本をインドにする前に、人間やめませんか!!」
RSRでの狭いハコでのライブも勿論良いが、
大会場でも何の問題も無いな。


50、スクービーと激烈なライブが初っ端から続いたため、
少し頭が痛くなる。熱中症か。
基地で水分摂りながら休憩。

SETYOUFREEテントにも観たいアクトは多いが、
炎天下で無駄に動く事は避けるため、今年は行かず。


露天風呂ステージで、detroit7。
多分初めて見る。
デトロイトと言うだけあって、
ガレージ的な音でも、どっちかっていうと
MC5、モーターヘッド(この人らはイギリスだが)、
もしくはニルヴァーナ的な感じか。
女性二人に男一人という編成は華があっていいね。
演奏も迫力あるし雰囲気もあるが、
ただ、ボーカルが少し弱く、特にシャウトに説得力が無いのは痛い。
今日のようなライブ巧者ばかりのフェスではその存在は埋没。

ドラマーの女の子のスティックの持ち方が変わってたんだけど、
Mちゃんに因れば、それはキース・ムーンの持ち方なんだとか。
へー。


基地でダベりながらビークルを眺める。
親子連れの多いこのフェスでもおまんコール(&おめコール)。
途中で何故かメロン記念日登場。
今調べたら、一緒にシングルとか出してるらしい。
他にも、ニューロティカ、ミドリともシングル出してるんですって。
へー。

カジヒデキ、Theピーズ、どちらもちゃんと観たいアーティストではあるが、
体調の事を考え、体力温存、どちらもやはり基地にて。
カジヒデキんトコにビークルヒダカが出てた模様。


ようやく起き上がり、BO GUMBO3。
ボ・ガンボスが全盛の頃は、その存在を知ってながらも、
この手の音楽の楽しみ方が分からずスルー、
そのうちにどんとが死んでしまい、つまりちゃんと知らない。
どんとの居ないボ・ガンボスにどれほどの価値があるのか分からないが、
取り敢えず観てみる。

結果、無茶苦茶良かった。
観る前はどんとの代わりに息子さんが加入しているという
ツェッペリンばりの情報があったのだが、
改めて調べてみると、普通にどんと以外の三人でいいらしい。
とはいえ、当事者的には、
何も変わってないのさ、ちょっとセッティング位置が違うだけなのさ、
このずっと上にバミってあるのさ~、みたいな事を歌いながら。

もしも、ボ・ガンボスが解散しなかったら、どんとが生きてたら、
ビーチズとかはもっと早く受け入れられたのかなぁ、などと思ったり。


フラッシュダンスのWhat a Feelingとともに、
ポリシックス登場。
RSRと同じくパイロットとスチュワーデスに扮装。
スチュワーデス物語ってことね。

内容はまぁRSRと大体同じ。
MCで、尊敬するバンドユニコーンと筋少が出るフェスに出れて光栄、
みたいなことを。
そうだよな、さんざんDJで掛けてきたもんな。
昔は筋少をDJで掛けても若いお客は全然ピンと来てなくてね。
まぁそれはいいや。


「残りはベテラン勢を残すのみとなりました」

ユニコーンに関しては、実はリアルタイムど真ん中世代でありながら、
それほどの思い入れが無くて、
民生はソロ転向後にはまった手合い。
ではあるのだが、改めてそのヒットシングルを連続して聴くに、
各曲イントロから体に染み付いてる事を実感してビックリ。
それは勿論俺だけではない、
そこにいる全員がイントロが流れる度に大喝采、
その全曲を全員がシンガロング、
ユニコーンが如何にでかいバンドであるかを思い知る。

ハンドマイク一本で客を煽る民生などは、
俺のような人間からすれば、非常に奇異に映る。
しかし、動きには「大迷惑」のPVで見せた機敏さの欠片も無い。

とにかく全員の演奏力が並じゃない、
ふざけてるように見えてこれほどのレベル、
ユニコーンとは凄い才能の集まりなんだな。


OTODAMA常連、フラワーカンパニーズ。
怒髪天とともに、年々歌が心に沁みて困るバンド。
鈴木の声がでかい。
民生、オーケンもそうだが、
声のでかいバンドはそれだけで説得力がある。
序文にも書いたが、MCにて802で
「深夜高速」がへヴィローテーションになった事を発表。
5年前の曲が今更ヘヴィロになるって凄いな。

最後は勿論「真冬の盆踊り」。
よっさほいのほい。

筋少観に移動しかけたら、もう一回出てきてもう一曲。


基地に戻るとB.U.Pが倒れていた。
大丈夫か!、と駆け寄るが、
筋少が始まってしまうので、移動。


大浴場のユニコーン、露天風呂のフラカンと、
この時点でこのフェスが終わっていても誰も文句を言わなかっただろうが、
この二組を差し置いて、なんと筋肉少女帯がトリってんだからこのフェスは凄い。

「いつ何時どのフェスでもアウェイ」な筋少が、
「一言言わせて下さい!! ただいま!!」とまで云ったことでも
その特異性が分かろうというもの。

その音楽性は基本メタル、
俺の前の橘高ファンと思しき若い女子2人は
見事なヘッドバンキングを見せている。
メタルとは本来、ロックファンには受け入れづらい音楽、
にも拘らずこれほど盛り上がるのは、
やはりオーケンのタレント性も多いに関係あるんだろう。
MCは絶対外さないもんな。

途中、MCでナイトスクープの話になり、
オーケンが『ハートスランプ二人ぼっち』を歌いだすと、
会場内で大合唱発生、
オーケンも「どこまで歌うんだ!」と突っ込まざるを得ないほど長く続いた。
関西人ってホントナイトスクープ好きなのな。

曲中、オーケンがマイクスタンドを持ち上げ、練り歩いてたのは、
多分、中西学のアルゼンチンバックブリーカーが元ネタだと思うのだが、どうか。

ラストは、アンコールで、
ポリハヤシ、ビークルカトウ、ユニコーン手島が加わっての
ギターバトル@日本印度化計画。
ギターバトルなんて久しぶりに観たよ。

「ハヤシもあるでよ!」


急いで、基地に戻るとまだB.U.Pはグロッキー。
ゆきゆきさん、介抱していただきすみませんでした。

露天風呂ではハヤシのDJが始まった。
筋少&ユニコーン大会。
ライブハウステントでもDJ、清志郎ばかり掛けている。
B.U.Pの回復を待って、帰路につく。


この日はえらく古い友人に偶然会ったりして、
時間が80~90年代に戻ったような。
「基本ロックは若者のもの」という持論はあるが、
たまにはこういう中年にも優しいフェスも良いじゃない。


この日のセットリストでビックリしたのが、
筋少の「じーさんはいい塩梅」。
フェスでこれやるとは。
橘高のクイーンっぽいギター以外はカラオケだけど。

今日はそれが入った「エリーゼのために」で。
年代的には中期、になるのかな。
「妄想の男」の「タクシー金払えばどこまででも行くぞ!」は、
我々世代の常套句となってますね。